好きな日本語の歌を毎日聞いて日本語のリスニングを上達させよう!

お子さんが日本語を聞いてもよくわかっていないようだ。と感じたことはありますか?

そういう経験がある方に朗報です。日本語のリスニングが身につく方法をお教えしましょう。

 

リスニングを上達させる近道はどんな言語でも同じですが、まずはただひたすら学びたい言語を聞くことです。もし、お子さんの日本語リスニング力が不足しているなら、日本語を聞く量が不足しているのです。日本語のリスニング力を上達させたいなら日本語を聞いて聞いて聞きまくる!もっと言えば「聞く」だけでなく「聴く」とさらに効果的です。そうすることによって、日本語独特のリズムと音が自然に身につきます。

 

どんな言語にもその言語にしかない特別な「リズム」と「音の世界」があります。この2つについてお話ししましょう。

 

まずはリズム。日本語は”拍”を使ってリズムを取ります。かな1文字を1拍で数えます。

例えば、「だ・い・ふ・く」は4拍「く・る・ま」は3拍「しゅ・く・だ・い」は4拍

「テ・ー・ブ・ル」も4拍。拗音は「きゃ・ちゅ・しょ」それぞれ1拍ずつです。長音はのばした音も1拍と数えます。

「おにいさん」「おねえさん」はそれぞれ5拍。「おじいちゃん」も5拍になります。

この拍を理解すると日本語のリズムがとりやすくなります。 

 

次に”音の世界”。例えば、10人の日本人が「あ」と言います。特別な機械で調べると10人中10人の「あ」と発する波動が微妙に違うそうです。しかし、それを全て「あ」と聞く日本語の「音の世界」があります。その微妙な音の幅を「音韻」といいます。どの言語にも独自の音韻が存在します。


日本語には日本語の。英語には英語の。中国語には中国語の音韻があります。

例えば、英語で"Water"と何度言っても伝わらなかったことはありませんか?自分ではアメリカ人と同じように”Water”と発音しているつもりなのに、何度言ってもわかってもらえない。それは私たちが英語の音韻を身につけていない場合に起こります。


それではどうすればこの「音韻」を身につけることができるのでしょうか?

私たち日本人の場合、日本語と外国語の音韻が違うため、その音韻がぶつかり合って外国語のリスニングを難しくさせるわけです。しかし、バイリンガルやマルチリンガルは小さいころからこの音韻を自然に身につけています。そして、音韻はその言語をたくさん聞くことにより身につけることが可能です。


 とにかく日本語を聞いて、聞いて、聞きまくる!!


 例えば、アニメやJポップなど好きなものを教材にして耳を鍛えるのも1つの方法です。外国人でアニメが大好き。毎日アニメ動画を見ているだけで日本語がわかるようになった。という話をよく耳にします。この毎日というのもポイントです。毎日日本語を聞くことによって日本語のリスニングが確実に上達します。

 

思い立ったら吉日。今日からお子さんに毎日日本語を聞かせましょう。